『MEXICO』1925年版

高熱&胸痛が長期化し自然治癒派の私もカンネンし受診。
1800グラム仮死状態で生まれ町医者に死亡診断書まで書かれていたという比較的のん気な時代まれの私は、今回も「生死」篩いにかけられた感がする程。

大伯父が今から50年以上前?アメリカの大学教員退官後、メキシコの大学か?メキシコ大学か?で教員し頃の布製本『MEXICO』セピア色写真集のページを繰ると心が弾む。

スペイン語は皆目解からぬが多少英語と類似したスペルで訳するならば、1925年ベルリンで出版されたとある。

地質学者であったという大伯父が祖国日本に40年ぶり?帰国し時持ち帰った中の1冊と思われる。
今から90数年前の時代19歳で渡米し、外国で骨を埋める覚悟で苦学の末CO大学卒業したという。

1920年代?のメキシコインディアンの子供が洗濯し光景、水牛、驢馬等の農耕風景、アステカ石暦、ピラミッド、石の大聖堂、教会、様々な台地、山々の地形が256ページにわたる。
石に想いを馳せる私にとりセピア色の写真群から時代の空気が伝わってき、大きな涵養となる。

以前にメキシコが誇る画家『フリーダ・カーロ』(1907〜1954)の生涯を描いた映画を観た時、この本の写真集と同様の時代が描かれている!!と思った。

大阪の国立民族学博物館にあるアステカ石暦複製(実物大)を見たが現地メキシコでの様々な体験は大伯父は言葉を失うことも多かったのではと大伯父のことが偲ばれる。