2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「白山」

石川県の那谷寺(なたでら)は小学生時に遠足で行ったことがあるというエピソード記憶だけで、先日○十年ぶりかで訪れてみると太古の噴火の跡と伝えられている「奇岩遊仙境」などの形象記憶は全く消去されていた。 遥かに望む冬の白山の峰々は子ども心にもキ…

「加山又造展」

「加山又造」展(三回忌になるという)に行ってきた。≪大丸ミュージアム神戸≫ 六曲一隻屏風も多く水墨画表現「山」を描いた作品群からは岩脈が透視できるかのように、又、黒曜石のように鋭い作品は観る者にも冴え冴えと。入場券裏に 「現代社会に生きる人間…

土鍋幾種

この数年来の土鍋ブームは定着しているようだ。 デパートでも多種多様な用途の土鍋製品が。 「お粥はゆきひら土鍋でなければ」や「登山用品」にも拘りあった父の影響もあるのか、随分若い頃から金属鍋より、伊賀焼土鍋(ゆきひらや多種多様な土鍋)6個を使…

『パウル・ツェラーン』

随分以前、ある教員から受けた理不尽なことへの反論として、未熟な私の拙い言語力では太刀打ちできないと、「飯島耕一、ヴァレリー、エミリー・ディキンスン」等の詩文、詩句を引用して提出したことがある。 『母国語』 (飯島耕一)の作品の後半 ・・・・・…

「九鬼周造邸」

今朝、NHK「世界美術館紀行」をみていて想い出した。 私の友人Nは今4月に、来日数回の絵画修復を生業としているフランスの友人を京都に案内すると言う。 そのNと以前に銀閣寺で待ち合わせたことがある。 随分以前に私の高齢者親戚との会話の中に岡倉天…