「白山」

石川県の那谷寺(なたでら)は小学生時に遠足で行ったことがあるというエピソード記憶だけで、先日○十年ぶりかで訪れてみると太古の噴火の跡と伝えられている「奇岩遊仙境」などの形象記憶は全く消去されていた。


遥かに望む冬の白山の峰々は子ども心にもキリリと美しく畏敬の念は持ち続けてはいたが、登山を愛好する父が国内の山々を讃嘆するたびに内心「またか」と。
そして、その頃は父の登山スタイル(軍靴のような登山靴と帆布のリュック)を羞恥していた。


父が亡くなってから白山登山を試みたことがあるが折りしも体調悪く1.5時間位で下山したことがあった。
その時は手取地層群を周遊しただけでもとてもワクワクしたのであった。
ところがところが、父が「執着気質」なら私は「分裂気質」と自己規定していたが、加齢と共に父の特質が遺伝されており、近年、父の想い出と共に「白山だけは登っておきたい!!」と強く思うようになってきている。


母の介護が続き私の思考回路は???状態の上、体力も萎え続けトレーニングが必要になってきてイル〜。
徘徊できる空き日があれば目一杯試みて様々な「岩」「石」「土」との邂逅を求めて行こうゾ〜!!