『親石・・要石・・母・・』
●■●・・・日によっては我が子の判別もついているかどうかの認知症の母。
発語障碍・大腸癌末期→元気な頃の母は延命と胃ろう拒否宣言をしており、「胃ろう」を勧める担当医に姉がその旨を告げると「餓死させる気ですか」との言質に、姉は母に「胃ろうの意思」を文書と言葉で「長生きをしたい?手術を受ける?」と尋ねてみると母は◎印を指差し、何度も確認をするが母からは涙を流し首肯した表情が伝わり胃ろう手術を決断。
今夏コンクリート枠内で戯れ「似非岩石」を表現!?
■●■・・・今8月、我が家にフランス客人(一ヶ月逗留中の二泊三日滞在)を奈良・京都・兵庫ガイド。
来日二度目、彼女未訪の地、兵庫県立陶芸美術館・東大寺・春日大社・平城宮蹟・大徳寺・光悦寺・西陣織会館へ。
自宅で「百人一首の坊さんめくりゲーム」をご指南すると、ことの他、喜ばれ、京都嵐山の『百人一首/時雨館』へも(勿論、お土産は「小倉百人一首」!!)
●■●・・・また、8月にはオリバー・ストーン監督が広島(原爆の日)参列報道があったが、私の若い知人も、アメリカの友人を原爆ドームに案内し「ノーモア・ヒバク」で交流を深めたそうだ。
その知人が来春から数年間、渡印との事、陰ながらご健勝をお祈りし帰国を待つ事に。
■・・・9月、暫らくお会いしていなかった知人から、インド舞踊と音楽の案内を頂き(お父上もインド病を公言されるほど、親印家ではあったが)人生に気を失する事ばかり連続中(○○士業から詐欺遭遇も含めて).
〜〜加齢により判断力鈍磨する病ねずみに石持て撃つ者達よ!!
あちらもこちらも人間の本質也と〜〜
インド音楽のすばらしきひとときに、恵みの一滴、心に湿潤!!
●・・・10月、能楽―仕舞―『岩舟』などを鑑賞。
■・・・11月、エスペラントのレッスンを長年続けていらっしゃる知人の同志のコンサートチケットを戴いた♪
清澄感溢れる声量、エスペラントで歌うシーンや歌詞に「♪海の小石・・♪」「♪化石の街・・♪」。
●■●・・・【映画】
(1)・・『少年H』
(2)・・『許されざる者』
(3)・・『スティーブ・ジョブズ』ジョブズの本を購読後に映画館へ、アーティスト・ジョブズ!!
(4)・・『リトル・ファイター』タイの国技「ムエタイ」8歳の少女達ファイターのドキュメンタリー。
古今東西、手を換え品を替え大人が群がる賭博・・児童搾取・・餌食・・人間を問い続ける眼は大切だと思うだけが精一杯の卑小な自分だが、胸が締め付けられる・・。
(5)・・『ヴァン・ゴッホ』ゴッホ晩年の二ヶ月間。モーリス・ピアラ監督は人間を凝視し続けた孤高の監督とある。
■●■・・・【本】
(1)・・『甘水岩』 多田容子著
(2)・・『決壊石奇譚』 三木笙子著
(3)・・『奥の細道 不連続殺人事件』 深谷忠記著 私は2008年に隅田川堤の芭蕉石像まで散策した事があるが、9月に上梓されたこの文中に芭蕉記念館本館に芭蕉が愛でた「石の蛙」がここから出土したから、芭蕉路とあり。
(4)・・『ジョブズはなぜ「石ころ」から成功者になれたのか』 桑原晃弥著
購読後、映画館へ。
(5)・・『四十九日のレシピ』伊吹有喜著・・幼い頃、白い石を握って眠っていた少女。
(6)・・『いしのおもちゃ』ガンバートル文 こどものとも
(7)・・『いしのおなはし』ダイアナ・アストン 文
(8)・・『岩』 E・M・フォスター著
(9)・・『硝子のハンマー』貴志祐介著
「石・岩・ロック・ストーン」等の言葉に憑かれ、昨年より私はハンマーで創作中であり??タイトルに興味を持ち購読。
鉄より硬度大なのにいとも簡単に脆性破壊され、液体と見なすべきという硝子の不思議な魅力・・。
他、この4ヶ月間、文庫本や古本を十数冊購入しただけである。
●■●・・・母の病室に通う車窓からの景色は、輝く稲穂→ひこばえ→全葉を落とした熟柿→冠雪に移ろう月日の流れ。
いまだ咳・胸痛が長引いているぞ〜。