映画『スタンドアップ』!!

この十数年来、教育裁判等いくつか傍聴してきた私は、知人から「法廷モノ」とだけの情報を得ただけで『スタンドアップ』を観に行った。

1975年、凍てつくミネソタ州北部風景、鉱山、採鉱場などのカメラワークにもグングン、永遠のテーマと言える「男・女・親・こども」の様々な立場におかれた社会背景が浮き上がり、問題が提起され、いつしか映像世界にひきこまれている。
暴力夫と別離たばかりのシングルマザーのジョージーが鉱山労働での屈辱や社会の理不尽と闘う、1998年裁判が終結するまでの実話に基づく映画だという。
原題『North Country』原作を読んでみたくなったほど。
ジョージー役の「シャーリーズ・セロン」の溢れる魅力に感嘆!!

関西在住17年、車で15分範囲に、私の徘徊場所として上位にある、奈良時代からの鉱山跡(銀・銅)がある。
石見銀山跡を訪れた時も多くの人々の喜怒哀楽の足音、声が聴こえてくるようだ。