*「石頭シリーズ」
知人(歴史好き)1月1日の誕生日プレゼントにと「歴史手帳(吉川弘文館)800円」を購入したが、既に3年用を使用中で不要との事。
私もスケジュール手帳を使用中で家人たちも、要らないと素っ気無い。
昨秋撮った『石田徹也遺作集(画集)&あけぼのそう』↑
この歴史手帳ページの半分は付録(世界史、日本史、文化史、日本・世界地図・・・新刊一覧まであり)月毎に全国各地の年中行事(1月2日能登のアマメハキ・・・1月3日遠江のひよんどりとおくない・・・)等と700余箇所の民俗文化財が記載されているのを読んでいると「何のこっちゃ!?」と予想に反して面白いのである。
これらの民俗文化財をフィールドワークとし全踏破すると、日本百名山より年月がかかるゾと独言、地図に印をつけたり、優先しなければならない事を先延ばしにしてこの手帳と戯れ寛いでいるではないか。
私の生硬な心に因って作られるものに振り回されている日々、やせ細った心に命を励まされる「越智典子(生物学)絵本」と出会った。
”たくさんのふしぎ(福音館)シリーズ”の『クサレケカビのクー』『ほら、きのこが』『ピリカ、おかあさんへの旅』・・・などなど。
カビの美しさ・生態などからカビや腐ることの大切さを識り、薄っぺらながらしばし生物考へと・・。
私は「生=欲の闘争は自然の摂理」、人間は尽きるところ「性(男&女)と経済(金)に端を発した争い」と思え、人間中心主義社会の成員の私は余りの現実社会に途方にくれ身も蓋もない愚考を巡らし、小賢しく、欲を膨らませる日々で、また山野を徘徊し、「土」の感覚を取り戻そうゾと思った。
近年、更に硬度アップ「石頭」の私は2007年度の篆刻テーマは『石頭シリーズⅠ』で、
①「石頭」
②「石+心」などの新漢字や造語を創る
③「岩石」
④「磊」などの「石へん」の文字を彫ろうと思うが。