*「北の大地」に想う
二十四節気ではまもなく「雨水」。
我が家の幾本かの ”やぶ椿”は北国に咲く植物より風情がないなァと勝手で非情な私。
<1>北海道の日本一広い森の海といわれている地域の樹海峠(幾寅峠)を通りかかった時、バスガイドさんから聞いた「飼い主からはぐれて小高い丘に一年余住みついた」犬の話。
雨の日も吹雪の日も黒塗りの乗用車が通るたびに国道を駆け下り(飼い主を慕ってか)、悲しそうに見送る犬に町内外の人々が毎日食事を運んだ、翌年事故死した「迷える忠犬の慰霊碑」がその峠にはあった・・・。
極寒の地に放置されたのかもしれないと胸に熱いものがこみあげてくる・・・。
すぐ弱音を吐く私はこの頃
♪『大空と大地の中で』♪ の歌を口ずさんでも様々な想いが重なりすぐ涙がこみ上げてくる。
♪♪ 果てしない大空と 広い大地のその中で
いつの日か幸せを 自分の腕でつかむよう
歩きだそう明日の日に 振り返るにはまだ若い
吹きすさぶ北風に 飛ばされぬよう飛ばぬよう
凍えた両手に息を吹きかけて しばれた体を温めて
生きることがつらいとか、苦しいだとか言う前に
野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ ♪♪
<2>
先日雑誌で、スウェーデンのデザイナー(テーマが石)のカーリン氏を取材した装丁家の一文を読んだ。
スウェーデンは岩盤の国→→岩を攻略→→ノーベルによってダイナマイトが発明される→→世界一長い美術館といわれているストックホルム地下鉄駅!!!!
<3>一昨日深夜テレビで、カナダのナハニ国立公園が放映されていた。
極寒の地形、地層は太古の景観そのままだという!!!!
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私は少女期からヨーロッパよりアジアに関心があり、衣装も”サリー”や”アオザイ”に憧れ、チャイニーズカラーを多く着用してきた。
先日、知人(日本人)の美しいサリー姿を拝見して改めて強い憧憬が!!
知人の写真が失敗して撮れていなかったと、私と写ってくださった事から連絡いただき、昨日お送りしたところ。
この頃、涙が出るほどの感傷が様々な場面で襲ってくるが、岩石への想いをふくらませ、いつか”サリー”を着るゾ〜と自身をなだめすかしているところ。