*石と思い込みの日々

gakakado2007-12-13

■・・・北へ向かう汽車の車窓から・・・裸木に生ったままの柿の実、川面の冬鳥、枯野の棚田石垣、遠景の木々は褐色の毛玉のように愛らしく冬の色相に安息を得た。


   →コミック版なら読了できそうだと『失われた時を求めてマルセル・プルースト作のフランスコミック日本語版を購読したばかり!


●・・・สวัสดีค่ะ
今月は『日本を降りる若者たち』下川裕治
バンコク、カオサンのゲストハウス街(1泊300円〜1000円)やラグナム通りの在タイ若者日本人を取材し日本国内でクローズアップされた「ひきこもり」に対し「外こもりスタイル」をあぶりだそうという試みの著を読了。


■・・・ภาษาไทย
私はタイ語(表音言語)から言葉以前を直感し、土や石の声が聴こえてくる気がするのだ。
タイ文字に安らぎを覚える。
また、言葉以後<人間存在>として、タイ語の語彙はサンスクリットやバーリ語・中国語などの夥しい借用語からなり、どの言語も「言語はアート・・跡、思想思索のアート・・跡、人間の跡ダァ〜」


●・・・子どもの頃より石や岩、病葉、朽ち木、枯野に心を動かされてきたが、死に向かって生きている人間の営為(欺瞞・・崇高・・祈り・・)を求めて読書に挑むのだが読了できず挫折を繰り返してきた。
長大で複雑と言われているマルセル・プルースト作『失われた時を求めて』フランスコミック日本語版なら読めるはずと購入し第1巻(70頁余)を読了したところ。


■・・・若い頃文庫本で読んだハーディ作『テス』井上・石田の和訳がすばらしい!といつか再読したい1冊であったが(いまだ再読に到っておらず)ワイド版で読まないと気力視力も萎えてきているだけでなく日常語もますます咄嗟にでてこなくなってきているゾ。