*小石よ
●・・・今年も苦しみを苦しみ、心配を心配する日があるかと思うと躁気分も周期的にやってきた。
しかし加齢と共に知覚も鈍り、単純な対立概念や身も蓋もないことばかりの更に狭い狭い思考領域になっていることを思い知る。
祖父が所蔵していた書の掛け軸(安価な表装)を掛けることもあるが、何方が?趣味?で描いたのだろうか、犬が描かれている軸があり(大正時代?)これも安価な紙表装ではあるが、この犬を見るたび平安を覚える。
■・・・この数年、我が家の庭で近隣の猫数匹の入れ替わり立ち代わりノドカナ昼寝の光景が続いている。
猫同士、出会い頭に威嚇しあったり喧嘩や置き土産はあるが、猫達の営為に心が温む。
●・・・名古屋に今月初旬所用があり・・・。
午前四時自宅を出発。
豊田市『力石』インターチェンジを下り、
(1)紅葉・カタクリの花で有名な香嵐渓の渓谷美もすばらしい。
(2)愛知県陶磁器資料館(瀬戸市)は陶磁器はもちろん、石のオブジェや石の意匠も美しい。
(3)他府県市町村の各図書館巡りも愉しみの一つとして、愛知県立図書館は名古屋城外堀の石垣遺構内にある。
(4)「日泰寺」(超宗派寺院)にタイ国より贈られた釈尊の真骨があるというガンダーラ様式の花崗岩の仏塔がある。
(5)古川美術館
(6)名古屋市立美術館
(7)小牧城址
(8)大垣城址
■・・・それらは権力者の要塞、石垣遺構・名石の配置の妙奥・石オブジェ・芸術作品としての石の美が見事に表現され、それらから人間の叡智や権力者へのくびきの心理のメカニズムや形成過程を単純ながら想起し「人間!?」へと。