*古代遺跡展

gakakado2007-10-29

●・・・一昨日、神戸市立博物館『失われた文明/インカ・マヤ・アステカ展』に知人と。
知人の服薬時間のことがあり、館内滞在時間も半時ほどだったが好機を得た。


大伯父が所蔵していた『MEXICO写真集』アステカ遺跡のページ/1925年版/ベルリン発行/256頁B4版/折りに触れ、ページを繰るたびに私はメキシコへの想いが募り深まる。↑


■・・・中南米の石文化の魅力、鉱物の知・自然知(石碑の浮き彫り・翡翠仮面・土器・石製とうもろこし!・・)に溢れ、表音・表意文字からなるというマヤ文字からも支配者・従属者関係、自然への畏敬の念、豊穣への祈りの精神世界が伝わってくる。


●・・・大伯父が100年前に渡米後、80年以上前に地質学者としてメキシコで学究生活を送り、湖上の帝国「アステカ」の地を踏んだかと想うと高揚した。


■・・・先日『大地の咆哮/元上海総領事が見た中国』、癌で逝去されたという杉本信行著をいつもながらの浅い読みだが読了。
解説に中国分析する著作の内でも屈指とあり、「政治体制や支配者層」と「中国一般人」と同一視しないことが肝要、年々変化するチャイナリスク身分制度など・・・。


たった1回の訪中体験と中国映画が好きだが、中国社会を知らない私にとり一読の価値があった。
多くの識者は民族間のアイデンティティを保ち、均等な視点を持つと言うが易し、我が家族間でも均等な視点は難しいゾ。

中国を何度も訪れてみたい。


●・・・今回の古代遺跡展からも、国内外の報道からも、古今東西、支配・従属、収奪・殺戮が繰り返され、様々な大義が世界を動かし、進んできたことは歴史的事実だろう。


さらに混沌、荒廃へとか・・・!?
生物として生きる難しさッ!
それが生物の証かァ〜宿命かァ〜ッ!?(大見得&附け)