「以卵投石」ウロウロ道
■●■・・・低い低いハードル、短い短いゴール設定で「息」続けて来たが、更に低〜く、短〜く再設定・・・業ナシ。
富山・石動の銘菓「うす氷」(年始用)を頂戴した→
●■●・・・この石動銘菓は250年来よりとあり、名の如く、薄氷を模した菓子で、綿に包まれた細心に「祈り」が伝わってくるよう・・・。
■●■・・・【本】
(1)・・『石の猿』 ジェフリー・ディーヴァ著
中国反政府運動者 〜 密航 〜 ニューヨーク 〜 四肢麻痺の科学捜査専門家 〜 石鹸石 〜 「以卵投石(岩に卵をぶつける=失敗するとわかってする事)」
映像で迫ってくる一冊。
(2)・・『石のささやき』 トマス・H・クック著
二視点でストーリーが展開し、深い人間直視に、クックファンとして、夢中の読了。
(3)・・『エーリヒ・ケストナー/〜謎を秘めた啓蒙家の生涯〜』スヴェン・ハヌシュク著
帝国時代の教育は「ランドセルに入れられた物はパンより石の方が多かった・・」
(4)・・『松林図屏風』 萩耿介著
長谷川等伯 〜 権力 〜 狩野派 〜 利休 〜 欺瞞 〜 阿諛追従 〜 讒諛・・・。
以前に訪れた(1)等伯生誕地である日本海の七尾岩壁 (2)堺の町界隈 (3)京都博物館で観た『松林図屏風』や長谷川派や利休の関係文物の記憶を辿り、人物描写と繋ぎ合わせ、これも一気読了した一冊。
(5)・・『布石』 佐伯泰英著
田沼意次後の吉原、裏同心シリーズ。
(6)・・『もえる石』 ア・ガイダール著
ソビエト児童文学短編集 和訳は時代を映し。
(7)・・『路上のうた』 ビックシュー日本編集部
「ホームレス川柳」をビックイシュー今月号と共に購入。
「野良猫が 俺より先に 飼い猫に」
「職探し 自分の場合 食探し」
「盆来る 俺は実家で 仏様」
ユーモアで包みながらも生きる術を断たれ・絶たれた深刻な状況が浮かび上がり、人事ではないと思える昨今。
●■●・・・ 【映画】
『武士の家計簿』
招待券を戴き、大阪の劇場へ。
近代化に向かう金沢を舞台に、興味深い日本的風土が描かれている。