*「原石が入った袋」

先日帰郷し、こどもの頃「水晶」をみつけた竹林に行こうと思ったが、認知症プラス全介助になった母を伴い、母の従兄(脳梗塞の後遺症で発語できず)を訪ねただけで今回もパス・・・。


その母がこどもの頃(7.80年前か!?)地質学者であった大伯父が持ち帰った(メキシコ大学在勤時代か!?)原石をオハジキにして遊んでいたと”耳にタコ状態”で聞かされ育った。


その原石のはいった袋の一つを姉も遊び中、隠すため屋根に放り投げた記憶があるというので屋根瓦にまであがってみたがモチロンあるはずもなかった。


50年前に次男である私の祖父が長男である大伯父より先に他界しており、築300年の生家は台湾大学退官後日本に帰国し、大伯父家族が曾祖母と暮らすことなり、私たちがにわか作り安普請の家に引越した屋根に姉は放り投げたのだ。


現在誰も踏み入らない廃屋状態の湿気ある納屋と化して、そこには7.80年前の大伯父や祖父(理科教員)の理系本や詩集が数十冊、壊れかけた書棚にある。

先日、姉が捨てるに惜しく、古書店に問い合わせたら売ってほしいと言われたと言うがそのまま放置してある。


築300年以上の生家は大伯父他界後→叔父が買戻し(住むことはなかった)2年前に解体された。
そんな時代を懐かしみつつ・・・・。

今また、無性に「鉱物・植物・動物(人間も)」への深い慈しみ、造詣をもって描かれたロシア作家「バジョーフ(1879〜1950)」作品、『石の花』『孔雀石の小箱』などを再読したく思う。
すばらしい作品群に再び心躍らせたい!!