「竹林」

先日、親戚をもてなす為に京都で「筍会席」を食した。
確かに我が家近在の野趣味ある筍との相違は歴然であった。
京都産は「白子筍」の文字通り、透明感ある白さで柔らかく上品な味わいと言われているのはこのことか。


私は子供時代に竹林を所有していても、筍を食べた記憶がない。
母が結核など腺病質であった為か、煮魚は自分で調理するものの、「魚仕出し業」多い地方でもあり、故郷の食文化なのだろう、焼き魚・刺身の類は魚屋さんから「仕出し」してもらっていたくらいだから母の料理レパートリーはとても少ない。


しかし、その竹林で小学1年頃 3歳上の従兄と小さな小さな「白水晶」を土の中から掘り出した記憶はいまだに忘れられない。
成人してから お土産で数万円の「紫水晶」を頂いたが、この土まみれの小さな水晶ほどの喜びには至らない。
近々に帰郷するが、従兄と連絡をとり、竹林のどのあたりにあったか「水晶」を探してみたいとも思う。



あっそういえば、以前にシンガポール旅行ツアーにセットされているショッピング時に、現地ガイドさんが「玉髄はお金が貯まる石といわれています。次に案内する店はとても安い店です」とさらりと奨め、店内に入ると数人から「玉髄」販売猛攻勢に圧倒された記憶が書いているうちに想い出されてキタゾ〜〜。