*球形

旧石器時代に「玉彫」がユーラシア大陸に出現したという。
神秘性と超自然的意味を有している「球形」。
球形美は万人が感じるところかと。


我が家の球形の陶器一輪挿し(直径10cm)の挿口は中心部ではなく、不均衡位置に一円玉サイズ。
陶土をたたき技法で鍛えてあるので硬く鉄玉のようにみえる。

作陶家Aさん(30歳)を中学生時代から存じ上げ、陶芸科に進まれ、近年は続けてクラフト展など入賞されている。
そのAさん学生時代初期作品を萌芽、息吹が感じられ購入。

この球形花器に植物を活けるとなぜか植物生命がとても長いのである。
口辺が小さいから水分蒸発が少なくてすむから!?
イヤいや、私には球形による不思議な力と思いたく、PCキーボードを叩いている。


ゴルフボールのディンプル数(空気抵抗を減らす為の工夫と聞く)が飛距離と多いに関係しているという、球形の不思議と重ねてみたり。


私の愛読書、ロシアの作家バジョーフ(1879〜1950)作品『孔雀石の小箱』『石の花』などに農奴制のあった時代背景の中の石工や石細工が描かれている。
人間の飽くなき欲望の象徴、数多の「祈り=玉」の存在がある。


 先ほど姉から電話で、車椅子+認知症の母の体調良い時に、「トワイライト・エクスプレス」に乗り母娘3人旅プランを具体化するように頼まれた。
思わず、車窓から、日本海側の大変動跡、ダイナミックな岩石物語を愉しもうゾと!!


 性格に丸みなく、石頭の私は日本語では心入れ替えられず、タイ語の「ラック⇔愛するの意」の「ラックサー⇔ 看病する・守る・保つ・治す」を自身の中に吹き込まなければと時折反省っ〜!!