*「青森」

いつの頃からだろうか。
旅行用品売り場にあるメンズバックばかり愛用するようになったのは。
傘も30代位から女性物を買ったことがない。

そんな出立ちで、レンタカーでの青森周遊は気温25度、「穂すすき」が美しく続く下北半島から始まった。


山容美しく清澄、至る所で「オミナエシ」「ヒヨドリソウ」「ツリフネソウ」「ニガナ」類の花、黄花の「オオハンゴンソウ?キクイモ?」が群生、ダイナミックな「葛」も紅紫花をつけていた。


タイ語の「清々しい」⇔ ナー(顔)・ター(目)・チェム(明るい/楽しい/輝く)・サイ(透明)そのもの。

『仏ヶ浦』は2km続く凝灰岩の奇勝地。
温かいお人柄の船頭さんガイド(すばらしいお国訛りを味方に!)の小さな遊覧船で巡る。

白灰色凝灰岩の岩塊がオブジェのようにそびえ立つ景観は余韻嫋嫋。


佐井港近くの空き地砂利上に大量に広げ干してある「真昆布」のことを訊ねると、売ってくださるとのこと。
面白い!!とお調子者の私は、親切な方との一期一会に、薪束大の「真昆布」4束量を大箱にぎゅうぎゅう詰めし、自宅に送った。


津軽太宰治記念館』に立ち寄る。
有島武郎」ほど読んでおらず、太宰作品は「津軽」「斜陽」「人間失格」等代表的な5,6冊ぐらいかもしれないが、それでも津軽平野を走っている時は「ここが津軽平野か!!」と感慨を覚えた。


鯵ヶ沢」から白神山地までのJR五能線が走る海岸線(千畳敷等)もすばらしい!!

市内「棟方志功記念館」に寄る。

入院中の母たちへの責務をしばし忘れ、青森の地で

タイ語の「嬉しい」 ⇔ ディ(良い)チャイ(心)
タイ語の「優しい」 ⇔ チャイ(心)ディ(良い)

ほんの少し優しくなれた気分。

坂口安吾作品の『石の思い』は読んだ記憶がないのだけれど?いつか、新潟の岩石海岸や岩塊を訪ねてみたい。


オーバーワークになったと思ったら、又「徘徊療法」で逃避することにしようゾ。