*『蘇洞門』浴び

学びを遊びとし言語樹海を逍遥した先頃ご逝去された「白川静」著に中国の古文大家の『家訓』にある「志・恒・識あるを要す」が学問要諦とある。


私は独創性・創造性は元よりないが日常会話も咄嗟に出てこなくなってきたゾ。


最近、寝ながらのライト付き書見台も使っておらず、語学のテープも数秒コロリと更に睡眠導入効果絶大や1行の文型を音読するだけで自己催眠状態に入る始末。


怠惰な生活に刺激剤をと(先ずは学習環境を整えようゾ)ズボン袋状の足温器を購入しミノムシ状態を目差したが、その袋足温器を穿いたり、脱いだりし、1時間としてジ〜ットしてやしない。


1ヶ月経過してもまだ咳はとれないが、2ヶ月前に訪れた若狭小浜の地を再訪。
奇岩・洞門・洞窟などが6kmにわたり続いている海蝕洞で外面(そとも)と表現されていたが、江戸時代の文人趣味から『蘇洞門(そとも)』という漢字をあて、今日に至っているとある『蘇洞門』を遊覧船で巡った。
古代の多くの渡来人を心描くひと時をもった。


2mの波があり船酔いしてしまったが、言語能力未熟の私には、捉えがたく言語化できないことばかりの世俗から逃避できる徘徊は、岩石言語を浴びる邂逅が刺激剤&安定剤。


今週、東京に行く予定。
東京国立博物館で『仏像一木に込められた祈り』が開催されている。

円空仏の鉈彫りが観たい。