*情報収集岩

gakakado2007-07-19

■・・・数日前に「石」に心惹かれるという共通項ある親戚の93歳の翁から手紙を頂く。
翁史の、50年前に南アジアで哲学の学究生活後、欧米・東アジアなどで教えた日々を懐かしむ想い出を認めた一文に、某国某所に情報収集岩なるものがあったと図示してある。
2名が岩の下の方を通じて小さい声でも30m先の反対側の人間にも声が届くという仕掛け岩の記憶が。
脳梗塞により発語もできず、ペンも持てなかったのが、リハビリ努力が功を奏し、現在はペンも執り電話もかけられるほどに快復(喜)。


↑写真は地質学者であった大伯父がアメリカ在住時!?の百科事典か。

1942年版『THE COLUMBIA ENCYCLOPEDIA』
〜COLUMBIA UNIVERSITY PRESS〜 と、右は<K氏作陶の石型香合>


●・・・先日、祖父の蔵書印ある書籍の一部をダンボール1箱分持ち帰った。
78年前の昭和3年発行『隠れたる事実/革命裏面史』ロシア、アメリカ、フランスなど各巻『世界大思想史』・『日本思想集』等‥。
これまでも、元は美装であったと思われる欧米の詩集や劇作集などを持ち帰ったが、湿気の多い地方のこと、保存状態が悪くシミあり、褐色化していた。
理科教員だった祖父の思想史を垣間見て、戦前これらの蔵書が発覚していたならば思想犯だったか!?
・・・・私が七歳の頃に亡くなり、箱火鉢の上の鉄瓶を好み、小さな器でのんびりと玉露を飲んでいる下戸の祖父を想い出しながらフト思った。



■・・・私はこうしてパソコン入力はできても、ストレスの蓄積からか、漢字を書く時、収筆ま近になると、手が勝手にクチャクチャ動き不自然な字形となる。
以前に、急性肺炎で入院中の母の譫妄状態が長期化し、私までもが、ペンを持っても力が入らず字が書けない程のダメージを受けたこともある。
ジョブストレスや介護ストレスが社会問題化しているが、私は些細なストレスにも弱い!!
近年、風邪や体調不良から死を覚悟気分になるほど症状が重くなる傾向アリ。


●・・・思考力、持久力もさらにさらに下降。
読書量はぐんぐん減り、短編しか読めなくなっている。

荒川洋治氏の近著『黙読の山』を購読。
その一篇に、弱冠28歳タイ系アメリカ人、バンコクで育った作家、ラッタウット・ラープチャルーンサップ著『観光』早川書房(世界13カ国で刊行)の記述があり、注文していたのが今日届き、短編7編中、「徴兵の日」など、2編を読了したところ。
全編ともタイが舞台で6編は10代の少年少女が主人公と訳者あとがきにある。