*石・夕焼け・胡麻
■・・・・今日も石のことを書きたいと思う私の欲求のままに。
右写真は祖父が使用していた20mlメスシリンダー + 「樹の上の小鳥」の木製置物(高さ7センチ)は緑部分を左右に動かせば小鳥のさえずり音になる + 頂き物のバリ島土産小籠(直径5センチ)
●・・・・年に数回、石積みの棚田が続くJR湖西線を利用する。
棚田耕作の艱難辛苦は今昔の感だが、石積みは法面を少なくし作付け面積を多く取る為という。
先日は久しぶりに収穫期の棚田夕景にらせん状の昂まりを感じた。
■・・・・今日は児童書『ゆうやけごはん いただきます』長崎夏海著/ポプラ社を再読。
「とうさんのしごとは 石ころのけんきゅう いろんなところに石ころをひろいにいく・・・」
こども達が様々な体験を通して成長していく姿を温かく洞察、私は石と戯れた日々を想い、小動物や海辺に心巡らし、子どもが愛おしくなる。
他、子どもの現実を直視するヤングアダルト長崎作品を、こども達と共に、砂漠の中を立ち止まり、うずくまり、共感する眼差しに信頼と期待をもってページを繰ってきた。
■・・・・今朝は長年使いこんだ、素焼きの「ほうらく」に胡麻を入れ、炒ること11分にこだわってみた。
以前、とある本に胡麻の炒り方→「11分程弱火炒り、4、5粒弾ける音がしたら火を止め余熱、力を入れずに胡麻を擂るとより香ばしくなる」とあったが、試みることなく、セカセカ炒り、力まかせゴリゴリ擂りつぶしていた。
力まず石の乳鉢乳棒で「香ばしくなれ〜」と念じながら時間をかけて擂ったところ、旨さは格別というのは本当だった!
セルフ・コントロールのコツも案外こんなところにあるのだろうか!?
ハブ機能が失われつつある私の脳内だが、わずか数分の忍耐がキーだ。
できそうか・・・!?