*「石造物」
●・・・年々読書量は減るばかり、読まなくなった。
「千里の旅 万巻の書」の語を勝手解釈。
あぁら、たとえ一里であろうと!あっちこっちウロウロ徘徊。
■・・・先日、京都への所用ついでに、滋賀県甲賀市水口町まで足を延ばした。
水口町図書館に児童文学創始者と讃えられている「巌谷小波」のコーナーがあり、「わ仮名」表記作品の展示がある。
●・・・水口城(小堀遠州建築・作庭)は明治維新後、廃城公売され、建物や石垣の大半が処分され、1970年代に保存整備の機運によりの現在の城跡施設だという。
■・・・滋賀県は日本一の石工・石材店数を誇る。
途中、石材店に立ち寄り、心惹かれた手彫りの石造物の価格を尋ねたが担当者が留守で判らないと言われ、ホッとした。
以前に、いくつかの石材店に石造物を創りたいから道具と場所を使用させて頂けないかと電話で打診したことがあり、徒労に終わった時も何故かホッと安堵した・・・。
我は路傍の石、山・川石との邂逅と精神美を求めコレクターではないゾと自身に言い聞かせ、納得させ、我に返る!?
●・・・日本にあるガンダーラ仏は世界屈指の質・量を誇るとあるが、戦前に彼の地で学究生活を送り、ガンダーラ石仏を所有している親戚がある。
確かに確かに、その仏頭の銀杏眼は瞑想的できよらなり。
が・・・。
作為に強く憧れ焦がれ、作為に抗う私は、ただの模倣者・天邪鬼。