*「狂喜・驚喜させる石・・・」

gakakado2009-01-14

■●・・・一向に腕は上がらず、とうに頭回らず、首も回らなくなってきたぞ。
加齢と共に冬の裸木群が最も美しいとさえ。

 庭石上は黒部峡谷の土産石(2004訪)⇒


●■・・・ゲーテの『イタリア紀行』から地質学・鉱物学への該博な知識と飽くなき探究心が私には感じられた。
ある本には、ゲーテの石採取は旅先での退屈しのぎだろう的に書かれてあったが、私には、仔細な観察眼、描写量から、石に狂奔、狂喜、驚喜していると思える・・・。


■●・・・是非、観たい!!と思っていたドキュメンタリー映画2本を今日。

    (1)・・『シロタ家の20世紀』10:00〜11:40

    (2)・・『心理学者、原口鶴子の青春』11:50〜13:30

第七藝術劇場で幸運にも今週だけ、連続上映のスケジュール。


(1)は、
日本国憲法「男女平等」を書いた、ベアテ・シロタ・ゴードンさんが来日時、思いがけなく会食の機会に恵まれ、貴重なお話を伺うことが出来た想い出と重ね合わせて。
当時、世界的ピアニストであったというお父様のレオ・シロタ氏のすばらしいピアノ演奏と共に、ユダヤの人々『存在と灰』『夜と霧』の時代が描写され、メッセージが響き伝わってくる。


(2)は、
「100年前にコロンビア大学留学生が伝えたかったこと」とあり、原口鶴子さんはコロンビア大学大学院で日本人女性初の心理学博士号(精神疲労の研究)を受けた方だと言う。
私は、原口鶴子さんと、ほぼ同年齢、同時代に渡米、同大学で地質学を学んだ大伯父を偲び、重ね合わせても見たかった。


彼女は志半ばの29歳時、愛しい我が子を遺しての、毅然とした旅立ちであったという。
夫君の竹次郎氏は何んと驚き、大伯父と台湾で同職に就いていたことがナレーションで分り、交流があったかもしれないと、相変わらずの勝手な想像を巡らしてみた。


私が子どもの頃、晩年の大伯父との会話情景が浮かび、大伯父苦学の足跡を調べてみようかとも。


●■・・・時々の思わぬ出来事に泣き言を連ね、身を縮め、熱病(性癖)に罹るが、投げていただく浮き輪で心身を伸ばすことができる。

打ちひしがれ時「ぴろきさん」&「昭和こいるさん」のお笑い芸にも感謝。