「水を以て石に投ず・・・」

gakakado2011-06-10

●■●・・・「水を以て石に投ず」の日々。


  狭き庭のあちこちに脈絡無き「置き石


■●■・・・思春期頃より「人間恐怖増幅システム」スイッチON状態ではあったが、今年に入り、連続する問題が引き金となり更に増幅―――浮動性のめまいが続いている。


 めまいは耳石の欠片が混入している場合があるというが―――そう簡単にはシステムチェンジ出来ず、ジグザグジグザグ。


 ストレスを募らせないように遣り過ごそうと、映画『ブラック・スワン』を観た。
 ゴダールの「人間の性格はまだ、愚時と悪意へ向かうその傾向は変わることなく、人間は何時までたっても幸福になれない・・・」一文が浮かぶ。


●■●・・・【本】(1)・・『蛍の石』 真野ひろみ著 過去の激しい情動が引き出されていく描写/時代小説


(2)・・『小石通りタイムズ』 シンシア・ライラント作/絵本


(3)・・『俺様の宝石さ』 浮谷東次郎作(明日、汽車の中で読む予定)


(4)・・『反哲学入門』 木田元著から・・・
   [『夢十夜夏目漱石著の第六夜の中で運慶がどうやってあの彫刻を生み出したのか、その秘訣を木の中に埋まっている眉や鼻を鑿の力で土の中から石を掘り出すように彫り出す・・・]・・初めて運慶作を観た時は!!!


   [ドフトエスキーなどは科学技術が全てを決定する未来社会の姿をみて危機感を抱き『地下生活の手記』中村融訳の中で「不可能とは―――つまり石の壁のことである。石の壁だって?そうさ、もちろん自然法則、自然科学の結論、数学といった・・・」]


 この未読の2冊と『闇の中の石』松永巌著を読みたいと思い記録しておこう!!


 今は精神が閉塞・疲弊するような作品は避けて、重松清作品のような私を穏やかに誘ってくれる作用があるものにしよう(全作品は読破しておらず)
 今後、外出が制限される事が多くなりそうなので好機と捉え、加齢と共に読書冊数が激減のさなか、様々なジャンルの読書を愉しもうぞ!!