*「踏み石」

gakakado2011-08-18

●■●・・・私の脆弱な抗いは休むに似たり・・・。


   →お地蔵様画の石二つ(知人より贈)


■●■・・・松かさより年かさ、私の人生ゲームは年齢なりの踏石を渡ってきたが、徘徊コースゆえ、世界・時代・人を読む力は全く鍛えられていない。


●■●・・・一年前に知遇を得た若いKと待ち合わせ、一路、写真家のギャラリーへ。
 創作家Kは芸術家の中で一番、写真家に敬慕の情を抱くという。
 そういえば、私にも写真家・ドキュメンタリー映像作家の書籍に揺さぶられ傾倒していた一時期があり、藤原新也著の写文書など20冊は読了?森達也著・や若松孝二著などなど・・・。


■●■・・・7月〜8月は母の入院など、身辺雑事で多忙なり。
 点滴静脈注射の針をすぐ抜いてしまう母は、家族が付き添えない時間帯には拘束帯や手袋が止む無しの状況下にあり(車椅子移動の母は夜間、ベッドから降りセンサー付きマットを何度も鳴らす)

 時折り私は病院内泊をし、数日間、母と濃密な時間を過ごす。
 母の認知症進行に従い、様々のコントネタのようなシーンが繰り広げられ、私の笑い声につられて母も顔が緩み、そこには温顔二つ、幸福な親子の光景だと思えるひとときがある。

 医療スタッフ、親族のサポートが無ければ、こうはならない。
 私の場合、以前のように長期スパンと孤独に苛まれると、汚濁に満ち、自己欺瞞、悲嘆、悲劇はいつも出番待ち。


●■●・・・【映画】


  『引き裂かれた女』 シャブロル監督の最晩年作とある。


■●■・・・【本】


 『石と人間の歴史』・・・蟹澤聡史著(中公新書)・・・学術・文化論考・・・再読していこう。
 
 『石の繭』・・・麻見和史著  警視庁捜査一課→ポンペイ→石膏像→復讐鬼・・・。


 重松清作品はバラエティに富む群像描写とリズミカルな文体に日に2冊は軽く読了可、近隣の2図書館蔵書は全読破か!?が、 
 先日書店で未読書2冊発見!!